社会的責任の大きいプロジェクトに、
正社員として上流工程から携われるのが魅力
これまでのキャリア、入社のきっかけについて教えてください
これまでIT業界を中心にキャリアを積んできました。SES(System Engineering Service)企業でエンジニアとして現場を経験した後、本社で人事採用や教育を担当する部門に異動しました。その後、現場に戻りますが、一度自分の力試しをしたいと思い、独立の道を選びました。個人事業主として1年程活動しまして、その後ご縁がありBlueshipに入社させてもらうことになりました。
当時のBlueshipはまだ社員数が60人くらいでしたが、大手企業から直接プロジェクトを受注していたり、自社開発もやっていたりと、他のITベンチャーとは異なるポジショニングで戦っているという印象がありました。
創業者である慶松さん(当時の社長)と会話した時に「社員と会社は平等な関係。社員は会社そのものであるから、社員自身が会社を作っていくべきだ」と仰っていて、実際に社員が中心になって経営理念の浸透、採用活動、働き方改善(生産性向上)等の課題に取り組むプロジェクトを進めていて、自分が理想とする組織・マネジメント像を体現されているなと感じ、こういう考えの人のそばで働きたいと思ったのがBlueshipに入社したいと思った理由です。
入社時から現在まで、どんな業務に関わってきましたか
入社時は、いちメンバーとして「構成管理」の業務プロジェクトを担当するところからスタートしました。割と早い段階で、大規模な公共系のプロジェクトに入ることになりまして、PMが何人も交代するようなハードな現場でしたが、結果的にはチームリーダーとしてプロジェクトの最初から最後まで仕事を全うしました。
はじめは構成管理の業務もまだ理解が浅かったため、当時のPMだった方(元大手金融機関の責任者の方)に教えを請いながら質問をしてぶつかっていき、“絶対に失敗が許されないシステムを作る” 仕事がどういうことなのかを業務の過程で大いに学ばせてもらいました。そこで自分の担務を超えて、プロジェクトの成功のために何をなすべきか、全体像や本質を捉えてプロジェクトをまとめ、成功に導く方法を学べたのは幸運なことでした。
様々なプロジェクトを通して信頼関係を構築し、成果を積み上げていった結果、入社の翌年には主任に、さらに1年ごとに係長、課長、副部長、部長の役職を任せていただいて現在に至ります。気が付くと今年で入社10年が経過し、11年目に突入しました。
Blueshipの主力事業である「構成管理」は、いわば裏方の仕事です。開発が表の花形とすれば、構成管理は開発者が開発に集中するためのお膳立てをする立ち位置です。しかし、時代が変わっても無くならない業務ですし、専門性の高さから競合が参入しづらい分野とされています。机上の知識だけでは太刀打ちできない、現場をよく理解して、最適化させる能力が求められる世界です。そこを創業当初からやり続けてきたBlueshipには経験も知見も充分にあります。ここは顧客やパートナーからも一目置かれる強みの部分なのではないでしょうか。
そして、構成管理と同様に、近年弊社の事業の柱に育っているのが「ServiceNow」を用いたDX関連のプロジェクトです。私も2021年からServiceNow関連の部署を率いています。日本は人口が減り、労働力不足を補うためにもDXのニーズが全産業で高まっています。それは私たちの顧客である自治体も同じです。DXを可及的速やかに実現するための最適なツールがServiceNowです。ServiceNowにはいくつかの業務管理(例:CSM=Customer service management)の機能が付帯しているため、ノーコードで早く開発が出来るという特徴があります。
また、プラットフォームとして導入するため、継続拡張を進められるという利点もあります。他部署の業務をシステムに追加したり、拡張したりすることも容易なので、将来的には部署を横断した「デジタル市役所(区役所)」をオンライン上で実現することも可能と考えており、目指しています。
余談ですが、BlueshipはServiceNow社の投資部門から戦略的投資を受けており、協力パートナーとしても認定されています。市場ニーズの高いツールを用いて開発に取り組める環境は、新しいことに取り組みたいエンジニアにとって成長とやりがいに繋がるのではないでしょうか。
Blueshipで働く魅力を教えてください
自治体等に関連する案件の応札資格を持っていて、実際にプライム案件として受注獲得している会社はこの規模(社員100人弱)では珍しいと思っています。社会的責任の大きいプロジェクトに、上流工程から正社員として入り、リードできるということは非常に魅力的に映るのではないかと思います。
顧客や取り組むプロジェクトは大きいですが、一方で弊社の規模は小さいので、周囲に相談しやすい雰囲気があると思います。2024年には経営体制が変わりましたが、さらに社員が安心して働きやすい職場環境にするために、教育や制度の面でも改善が進んでおり、Blueshipはさらに「人を大事にする会社」に進化していると感じます。
仕事をする上で意識していること、大事にしている考えを教えてください
弊社のミッションである「HAPPY SERVICE MANAGEMENT」は、顧客やパートナーと我々が、win - lose ではなく、win - win の関係になることを目指して掲げているものです。顧客第一主義や、誰かが犠牲を払う関係ではなく、皆が幸せになるように動いていくことを標榜しているわけですが、私を含め特にマネージャー陣は常に意識していることだと思います。
これは社内においても、自分の利益だけを求めるのではなく、しっかりと顧客に対して質の高いサービスを提供して成果を出して、会社の利益を上げた上で、その後に最適に利益が分配されるというフェアな考え方だと思っています。このような価値観に共感していただける方は、Blueshipに合っているのではないでしょうか。
今後の目標について教えてください
私自身、あと10年もすれば体力・気力・能力の面でパワーは必然的に落ちてくると思っています。だからこそ、その前に業務を任せられる人を育て、会社を牽引していただける方に引導を渡したいと思っています。よく部下たちには「早く私の上司になってね」と声をかけているんです。私自身は、今みんなが苦労しないように死ぬ気でやっているから、その後は宜しくね・・・という意味合いで発言しているんですけれど(笑)。このようなコミュニケーションをとりながら、部下自身が成長意欲をもって、前に進んでくれることを期待しています。
Interviewee Profile
*システムエンジニアリングサービス事業を営む会社。