2023年8月に株式会社Blueship(以下、Blueship)が事業者として採択された、安城市の給排水工事申請デジタル化について、4か月におよぶ実証実験が終了し、2024年2月13日に報告会を実施しました。
▽2023年9月 安城市のプロジェクト事業者に採択された際のプレスリリース
https://www.blueship.co.jp/news/20230913-0938-362/
安城市では、家の新築工事などで発生する給排水工事件数は年間2,000件にも及ぶなか、給排水工事の事業者は来庁して紙で申請を行うなど、申請・処理業務の多くがアナログ作業となっています。事業者は工事の申請だけでなく、承認を受けた際や工事着手の際など工程ごとに来庁の必要があり、事業者と職員の双方の負担となっていました。
本実証実験は、紙の給排水工事申請手続きをオンライン化ができるかを検証するほか、コストや作業スペース、時間短縮、ワークフローの改善に繋がるかを確認するものです。
実証実験は、2023年9月~12月の4か月間で実施され、11月にデモ体験会を経て、2月13日に市職員向けに実証実験の報告会が行われました。
報告会では、工事事業者側の申請申込みの流れや、申請内容やチャットの閲覧、市役所職員側の申請内容の確認・承認、申請情報の集計、チャットの閲覧などの実際の画面を用いて、システム構築を行った弊社より説明を行いました。
システムは、ServiceNowが提供するデジタルプラットフォームNow Platform®*を活用したことで、申請はシステム上にて行えるようになり、申請情報やチャットなどの情報も同システムにて一元管理されます。これまで紙で管理していた情報をすべて電子化することで、市職員の申請の処理時間を軽減し、工事事業者は何度も来庁を行う必要がなくなり、両者の負担の軽減と業務の効率化を実現しました。
< 安城市 上下水道部 水道工務課 ご担当者様コメント >
実証実験の報告会では、多くの職員が興味を示し、たくさんの反響をいただきました。
安城市は、着実にアナログ業務のデジタル化を進め、行政サービスのデジタル化や業務の改革を図りながら、デジタルのメリットを最大限に生かし、従来とは異なるアプローチによる業務のあり方や、サービスの変革を目指しているところです。デジタル化を具現化した今回の実証実験を目の当たりにして、多くの職員がDXを鮮明にイメージできるようになったと感じています。
Blueship様のご尽力により、オンライン化に向けた検討が大きく前進できました。また、報告会を通じて興味を持ってもらえた職員が多数おり、大変うれしく思います。
行政課題の解決が図れたことに加え、市職員のモチベーションアップにも貢献くださり、感謝申し上げます。今後、安城市でDX化がより加速するよう努力してまいります。
Blueshipはこれからも、自治体のシステム構築・導入の知見を活かして、今後とも自治体の課題や悩みに寄り添ったより良いサービスを提案・推進し、自治体のDX支援に尽力いたします。
*ServiceNowおよびNow Platformは、ServiceNow, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。